ランドセル症候群って何?
ランドセル症候群は小学生の3人に1人
ランドセル症候群とは・・・
身体に出る症状をしては、肩こり、首周りの痛み、腰痛などです。
精神的な面では、「重たいランドセルを背負って、学校に行きたくない。」という憂鬱な気持ちになることです。
高学年になるにつれて授業時間も増え、教科書も重くなるので10㎏くらいの子もいます。
あまりにも子供の身体に合わない重さのランドセルを背負って通学を続けることは、小学生の健全な発達に悪影響を及ぼすケースがあります。
小学生の荷物は重くなる一方
学習指導要領の改定により、教科書のページは増え続けています。
平成17年度 4857ページ
令和2年度 8520ページ
なんと、1.7倍にも増加!!
それにもかかわらず、いまだ「置き勉」が許可されていない小学校が多いです。
しかも、1人1台パソコンやタブレットが貸し与えられ、それを持ち帰らなけらばならない日もある。
それに加え、金曜日の下校時は、月曜日の登校時は、体操服、上靴、給食エプロンなどが追加されます。
長期休暇の前になると、絵の具バッグ、書道バッグ、お道具箱の持ち帰りもある。
先生によってはこのたくさん持ち帰る日だけは、置き勉を許可してくれることもあるようです。
ランドセル自体を軽くするラクサック
ランドセル自体を軽くする動き
荷物がどんどん重たくなる中で、「ランドセル自体を軽く」という考えで開発されたのが【ラクサック】です。
成長期の身体をまもるために作られた「重量対策リュック」です。
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普通のランドセルの重さはメーカーや素材にもよりますが、1200g〜1500gくらいです。
軽さを実感「ラクサック」の3つの特徴
カバン自体が軽いだけではなく、子供の身体のことを考えたさまざまな機能があります。
1.教科書固定ベルト
教科書固定ベルトで体幹近くに教科書を固定することで疲れにくくなる。
教科書が歩いている時に動かないので、重さを感じにくい。
2.立体的3D肩ベルト
動きによる皮膚、筋肉、骨格の動きを把握した「立体的3D 肩ベルト」で体への負荷を分散!
子供たちの体型データに基づいたベルト形状から、身体の曲線に密着する立体設計。
3.チェストストラップ
チェストストラップと3D肩ベルトで体にフィット。
リュックの揺れを最小限に抑えます。
ラクサックの普及は簡単な問題ではない
しかし、現在はランドセルを選ぶことが当然のような流れのようになっています。
みんなランドセルを背負っているのに自分だけが違うカバンを背負うということに抵抗がある子もいます。
子供の「ランドセルへのあこがれ」もあるでしょう。
【中学生になると荷物が重い問題はより深刻に】
まとめ
小学生の荷物は年々重くなっています。
「置き勉が許可されるようになる」というニュースを見てから何年たっても状況は変わっていません。
ランドセルが重いことでバランスを崩して怪我をするケースもたくさん見てきました。
ランドセルではない通学バッグの開発もされていますが、まだまだ普及していないのが現状です。
子供たちがストレスなく小学校へ通えるように、置き勉や荷物の軽量化が進んでほしいですね。
親としても、軽量化されたノートを購入するなどなるべく軽くできるように考えていきたいです。
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