地域や園、学校の方針などによっても違いがあるようですが、双子は小学校入学のタイミングで別のクラスになることが多いです。
「何で同じクラスにしてくれないの?」って不満を抱く双子の親御さんもいるようですが、
「双子」と言っても、1人の個人、双子だからって特別扱いはおかしい気がします。
双子は小学生からは別のクラス?
幼稚園では同じクラスを希望
「特別扱いはおかしい」と言っておきながら、幼稚園では毎年、年度末に希望を聞いてくれたので、同じクラスを希望していました。
先生からは子供の個性を伸ばす為、別々のクラスにすることを勧められました。
しかし…
・参観、懇談が一回で済む。
という完全に親都合で同じクラスにしてもらいました。
子供のことを思えば、「別々のクラスにするべきかな」と悩んだこともありました。
小学校に入ったらもう一生同じクラスになることはないし、幼稚園うちは一緒でも大丈夫と判断しました。
初めて別のクラスになった双子
小学校に入学し、人生で初めて別々に過ごす2人。
【長男】
クラスに幼稚園からの仲良しの友達がいたこと、同年代のお子さんがいるお母さんで1年生のことをよく理解してる担任の先生だったこともあり環境に恵まれスムーズに送れていました。
【次男】
初めて低学年を受け持った若い男の先生で、まだいまいち1年生を理解出来ていない様子、次男自身も社交的なタイプではないので休み時間に長男のクラスに様子を見に行ったり、廊下をうろうろとして1人で過ごしたりと少し苦戦気味でした。
でもそれも最初だけですぐに別々のクラスであることが当たり前になりました。
親的にも特に困ったこと、苦労することはありませんでした。
1年生の毎日の準備は大変じゃないの?
1年生の最初の頃は、持ち物や時間割りなどまだ自分1人だけですることは難しいです。
「その時期に、双子が別々のクラスだったら大変!」という理由で同じクラスを希望する方もいます。
もちろん毎日の時間割りはクラスによって違いますが、1年生はまだ教科も少ないので教科書の種類も少ないです。
ほぼ毎日「国語と算数と生活」です。
「2人分見る」ということに変わりはないので、クラスが同じか別かで親の大変さはさほど変わらないです。
準備する持ち物は学年共通なので、学年だよりに書いてあります。同じものを2人分用意すればいいだけです。
宿題の内容はクラスによって違いますが、同じ内容であっても2つチェックすることに変わりはないので、特に親の負担が増えるわけではないです。
双子が別のクラスでの参観の失敗
2年生最後の参観日、長男のクラスは最後ということで歌を歌ったり、1人1人発表をしたり、特別感のある内容の参観でした。
次男のクラスは普通の図工の授業。
2人のクラスを行ったり来たりしていましたが、長男の発表や合唱をビデオにおさめたいという思いからどうしても長男の方に多く時間をとってしまっていました。
次男のクラスで授業の最後の方で描いた絵を「保護者の方に見せてきていいよ〜」という時間があったそうです。
その時に私はいませんでした。
帰宅後、「おかあさんに絵見せたかった」と泣いてしまいました。
普通に半分ずつ見ていたら、たまたま作品を見る時間に私がいなかったとしても「仕方ない」で終わっていたと思います。
でも長男の方を多く見ていた自覚があった私はとても申し訳ない気持ちに…
連絡帳で先生にその旨を伝え、「作品を見せてもらいたい」とお願いをしました。
参観の翌日の放課後、学校に行き、作品を見せてもらいました。
図工が好きで6年間ずっと図工で褒められてきた次男。
得意な図工の授業だからこそ、私にもっとちゃんと見てもらいたかったのだろうなと思うと今でも心が痛みます。
次男を傷つけてしまった出来事としてずっと覚えています。
学年が違う兄弟姉妹でも同じ。
二分の一成人式は夫と娘も協力
双子ならではというと、二分の一成人式はもちろん同時です。
2年生の参観の失敗のこともあり、4年生の二分の一成人式の日は夫が休みをとってくれました。
私が次男のクラスに行きました。
どちらもちゃんとビデオが撮れるように、当時まだ幼稚園児だった娘も1台しかないビデオカメラを父から母へ、母から父へと運ぶ役目で2つのクラスを行き来し大活躍してくれました。
あんなに「おかあさんに見てほしい」と言っていた双子も、高学年になると「別に来なくていい」感じになりました。
それでももちろん毎回見に行っていましたが、どっちのクラスの時間が長かったとか全く気にしなくなったので見る側も気楽になりました。
双子だけが特別扱いはおかしい
小学生なら「双子だけ?」と疑問に思う子も
幼稚園の頃は親の都合で双子を同じクラスにしてもらっていたけれど、最近になって疑問に感じたことがあります。
小学校によっても希望を聞いてくれて、同じクラスにしてもらえる学校もあるようですが…
幼稚園や保育園だったらまだそんな事情は子供達にはわからない。
でも小学生だったらもうわかります。
小学校に入学して、「新しいクラスになることが不安な気持ち」はみんな同じです。
みんなそれぞれ不安な気持ちを抱えて1人で新しいクラスに挑みます。
それなのに、双子だけが、1番仲良しの相手と同じクラスになることが確定している。
双子が同じクラスにいて、新しいクラスが始まってすぐから2人で心強い思いをいているのって、とてもおかしな光景に思えます。
もしかしたら、それを指摘してくるお友達もいるかもしれません。
それなのに、「双子をセットで見ないで欲しい」とか「双子を比べないで欲しい」とか勝手すぎますよね。
「同じクラスにして欲しい」と願っている時点で双子をセットで見てしまっています。
私が双子の親だからこそ思うのは、双子を個人として見てほしいなら、まず双子は別々のクラスにするのが一番です。
そうすることで、それぞれの世界が自然にできるので、周りは「個人」として見ることができるようになります。
双子が別のクラスになって感じたメリット
・友達が増える。相方の友達は友達。
・セットではなく、1人ずつ認識してもらえるようになった。
・忘れ物をした時に借りにいける。
私にとって双子が別々のクラスであることのデメリットは特にありません。
一般的に挙げられる双子が別のクラスであるデメリットは…
・クラスによって持ち物が違う
・先生の方針が違う
このようなことをデメリットにあげる方もいますが、私はそれもメリットだと考えています。
例えば、宿題の量が違うことで、成長できたこともあります。

持ち物が違うことで違うクラスに忘れたものを借りに行き、親の知らないところで助け合っていたこともありました。
親としても特別双子だからと言って大変ということはなかったです。
・懇談は2人の先生それぞれと行う。
このような兄弟姉妹がいる親なら誰もが大変と感じることと同じことしかないです。
朝起きてから夜寝るまで、ず〜っと仲良しの我が家の双子ですが、本人たちから「同じクラスになりたい」とは聞いたことがありません。
「お前のクラスはいいな〜」とかはあります。
選べる環境で迷われている方には、双子は別のクラスをおすすめします。
まとめ
双子は小学生から別のクラスにするという学校が多いです。
双子も1人の人。
別のクラスになることで周りの子も先生も自然と「1人の子」として見てくれます。
どうしても同じクラスにいると比べられてしまったり、双子の世界ができて周りが入ってこれなかったり、双子をセットで見られてしまいがちです。
特別扱いを受けるとそれをよくないと思う人もいます。
別のクラスでそれぞれの世界ができることで、きっとたくさんの成長が見れます。
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